ラチェットハンドル
六角ボルトや六角ナットを締めるのに便利なラチェットハンドル。
先端の部品を変えるだけで、作業の幅が広がります。
今回はその一部をご紹介したいと思います。

先端取付オプションパーツ
基本的には、ラチェットハンドルに直接ソケットを取付けますが、スペース的に延長が必要な場合は、下記の写真のようなエクステンションバーを付けることができます。
写真には1本しかありませんが、長さは様々なものが市販されていますので、必要に応じて用意すればよいと思います。

また上の写真のエクステンションバーのようなストレート軸で作業しづらい場合は、下記のようなユニバーサルジョイントもあります。
ストレート軸と比べると、早回しが少々しづらいのと、締める力が若干入りづらいですが、限られたスペースでの作業には重宝する場合があります。

ラチェットハンドル本体の仕様
ここまで先端パーツのことを書いてきましたが、ラチェットハンドル本体のことも少し触れたいと思います。
1回転当たりの歯数は商品によって様々です。
バリエーションとしては36歯、48歯、72歯、90歯、100歯、108歯等がありますが、一般的で最も多いのが、72歯のものです。
歯数は、もちろん多いほうが作業の効率は上がりますが、その分やはり高価です。
また、ラチェット部の構造については2つに分かれており、爪式とカム式があります。
爪式の特徴としては、空回しが軽いことです。
ただし、一般的にカム式よりも歯数が少ないようです。
カム式の特徴としては、爪式よりも歯数が多く、少ない動きで作業が可能です。
ただ、空回しは爪式よりも重いです。
好みはあると思いますが、私自身としてはやはり歯数の多いカム式のほうがオススメです。
空回しが少々重いとはいえ、歯数が多く作業効率が良いほうを優先したいからです。
実際に写真に写っているカム式を使用しています。
ラチェットハンドル本体が、このラチェットセットの肝となりますので、それぞれの特徴をしっかり理解し、選んでいただければと思っています。
