コーススレッドの使い分け

木工に欠かせないコーススレッド。形状で分けると、ラッパ型とフレキ型という2つのタイプに分けられます。

どのような特徴があるかというと上の写真のように、ラッパ型はオーソドックスな形状、フレキ型は下の写真のように、ねじの根元に突起があって、締め込んだときに木材に頭が沈み込みやすくなっています。

なので、フレキのほうが仕上がりは、きれいになります。ただ、フレキを使っている中で気を付けないといけないと思ったことが2つあります。
ひとつは、ラッパに比べフレキのほうが頭が小さいので、プラスドライバーの先端の入り込み量が少なく、インパクト等で締め込んだときに、プラスの溝を潰してしまうことがあります。(技量にもよると思います…)
もうひとつは、根元に付いている突起により頭が沈みやすいので、締め込むときに木材どうしに隙間があると、隙間ができたまま頭が沈んでしまい、締め終わったにも関わらず、隙間が残ってしまうことがあります。
しっかり押さえて木材どうしが離れないようにするか、クランプで固定してから締める等の工夫が必要です。
もうひとつコーススレッドの違いとしては、材質です。鉄製のものとステンレス製のものがあります。値段は、販売店にもよると思いますが、ステンレス製のほうが、鉄の3倍程高いです。それでも私はステンレス製しか使っていません。それは、耐久製において、ステンレス製のほうが断然優れているからです。屋外にに設置するようなウッドデッキ等は必須だと思います。
使い分けの考え方をしっかり持って、作品づくりに励みたいですね。
